バッカルファット除去は、頬の内側にある脂肪の塊「バッカルファット」を取り除くことで、頬のたるみや口元の膨らみを改善し、すっきりとしたフェイスラインを目指す美容整形手術です。

バッカルファット除去の効果

フェイスラインの改善

頬のたるみや口元の膨らみが改善され、シャープでスッキリとしたフェイスラインになります。横顔が美しく見える効果も期待できます。

ほうれい線・マリオネットラインの改善

頬の脂肪が減ることで、ほうれい線やマリオネットラインが目立ちにくくなる効果も期待できます。

口の中の違和感が減る

バッカルファットが大きいと、食事中に頬の内側を噛んでしまうことがありますが、除去することでこの違和感が軽減されます。

バッカルファット除去の施術の流れ

・カウンセリング・診察: 医師が患者さんの顔の状態や脂肪の量などを確認し、最適な除去量を提案します。施術に関するリスクや注意事項、費用などについて説明を受けます。施術当日の持ち物や注意事項、術後のケア方法などの説明を受けます。場合によっては、写真撮影や3Dシミュレーションなどで術後のイメージを確認することもあります。

・施術当日: 口腔内を清潔にするため、うがい薬などで口の中を消毒します。

・麻酔: 局所麻酔を行います。希望があれば、静脈麻酔や笑気麻酔を追加することも可能です。

・切開: 口腔内の頬の内側部分を小さく切開します。通常、奥歯の奥あたりを1.5cm～2cm程度切開します。

・脂肪除去: 切開部からバッカルファットを一部摘出します。医師は、指で脂肪の塊を触知し、適切な量を丁寧に除去します。

・縫合: 切開部を溶ける糸で縫合します。抜糸の必要はありません。手術時間は30分～1時間程度です。

・ 術後: 手術直後は、リカバリールームでしばらく安静にします。問題がなければ、当日帰宅できます。腫れや内出血は 術後数日間は、腫れや内出血、口の中の違和感などがみられる場合があります。医師の指示に従って、冷罨法や内服薬を使用しましょう。食事は術後数日間は、刺激の少ない柔らかい食事を心がけましょう。熱いものや辛いものは避け、うがい薬で口腔内を清潔に保ちましょう。 メイクは 腫れが落ち着いてから、医師の指示に従ってメイクを再開できます。

・定期検診: 術後の経過観察のため、定期的に通院します。

バッカルファット除去の料金

バッカルファット除去の料金は、クリニックや施術方法、除去する脂肪の量、医師の経験などによって異なりますが、一般的には20万円から40万円程度が相場となります。

バッカルファット除去の注意点とリスク

ダウンタイム

腫れや内出血が落ち着くまでには、数日～1週間程度かかる場合があります。仕事や予定に影響がない時期を選びましょう。特に、術後数日間は、食事や会話がしづらくなる場合もあります。

修正の難しさ

一度除去した脂肪は元に戻すことができません。また、脂肪の取りすぎによる修正も難しい場合があります。慎重に検討しましょう。

術後のケア

腫れや内出血を最小限に抑え、傷口をきれいに治すためには、術後のケアが非常に重要です。医師の指示に従って、口腔内を清潔に保ち、処方された薬を適切に使用しましょう。 術後しばらくは、硬い食べ物や刺激の強い食べ物を避け、柔らかい食事を心がけましょう。

よくある質問（FAQ）

Q1.痛み: 麻酔を使用するため、施術中の痛みはほとんどありません。術後は多少の痛みや腫れを感じる場合がありますが、鎮痛剤などでコントロールできます。

Q2.傷跡: 口腔内を切開するため、傷跡は外からは見えません。

Q3.食事:術後すぐは、柔らかい食事から始め、徐々に通常の食事に戻していきます。医師の指示に従ってください。


バッカルファット除去は、顔の印象を大きく変えることができる施術ですが、リスクがゼロではありません。施術を受ける前に、医師とよく相談し、メリットとデメリット、リスクをよく理解した上で、慎重に検討しましょう。