AGAの発症には、「ジヒドロテストステロン（DHT）」という男性ホルモンが大きく関与していることがわかっています。また、遺伝的な要因も影響していると言われています。
DHTは、男性ホルモンの代表格である「テストステロン」が、5α還元酵素(I型、II型)という酵素によって変換された物質です。
通常、髪の毛は伸びては抜けてまた生える、ということを繰り返します。「ヘアサイクル」は3つの時期に分けられ、髪の毛全体の約90％が髪を成長させる「成長期」の段階にあります。
DHTの影響により、髪の毛の成長期が通常2年～6年なのに、数ヵ月～1年に短縮してしまいます。髪が十分に育たないまま細くて短いうちに抜けてしまい、結果、地肌が見えるようになります。これがAGAのメカニズムです。
AGAの改善には、短縮した成長期の正常化が重要です。
当院ではDHTの働きを抑え、抜け毛を減らす効果が期待できる「プロペシア」と「ザガーロ」という薬を処方しています。

15分程度

ほぼなし～1時間以内